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BtoC向けサービス業 三重県

LINEとInstagram、どちらで出会って、どちらで続けるか

LINEとInstagram、どちらで出会って、どちらで続けるか

三重県北部。

BtoC向けのサービスを展開される会社様から、LINEとInstagramを同時に立ち上げたいというご相談をいただきました。

どちらを、何のために使うのか。その線引きを決めるところから、ご一緒したプロジェクトです。

項目内容
クライアント三重県北部 T社様
業種BtoC向けサービス業
ご支援内容LINE公式アカウント・Lステップ構築/Instagramアカウント設計・初期投稿/バナー制作
制作期間Lステップ構築 約2週間/Instagram初期設計・初期投稿 約2ヶ月

お客様のご意向により、社名・業種の詳細および運用数値は非公開とさせていただいています。

この記事では、実施した内容とその判断理由をご紹介します。

01. 「両方やる」の前に、役割を分ける

LINEもInstagramも、始めること自体は難しくありません。アカウントは今日つくれます。

難しいのは、その後です。両方に同じ内容を流し、どちらも反応が薄いまま、更新だけが負担として残る。これは珍しい話ではありません。原因はたいてい、運用の技術ではなく、それぞれの役割が決まっていないことにあります。

そこで最初に、二つの場所の担当を分けました。

Instagramは、出会う場所。まだ会社を知らない方に見つけていただき、どんな会社なのかを知っていただく。

LINEは、続ける場所。一度接点を持った方との関係を保ち、必要なタイミングで思い出していただく。

この分担が決まると、その後の判断がほとんど自動的に決まっていきます。Instagramに何を載せるか。LINEで何を送るか。どこからどこへ人をお渡しするか。フォロワー数や友だち数を目標に置く前に、決めておくべきことでした。

02. Lステップは、配信ツールではなく、仕分けの仕組み

LINE公式アカウントには、もともと一斉配信の機能があります。ではLステップを導入する理由はどこにあるのか。

全員に同じものを送らなくて済むこと。ここに尽きます。

BtoCのサービスでは、検討にかかる時間がお客様ごとに大きく違います。今すぐ申し込みたい方と、半年後かもしれない方が、同じ友だちリストの中に混ざっています。そこへ全員一律の内容を同じ頻度で送るとどうなるか。今すぐの方には情報が足りず、まだ先の方にはうるさく感じられる。結果として、届けたい相手にだけ届かなくなります。

そこで今回は、次の設計を行いました。

設計のポイント

  • 友だち追加の直後に、自動でお送りする一連のメッセージ。まず何をお伝えするか、どの順番で伝えるかを決める。

    回答やタップといった反応に応じたタグ付け。何に関心を持たれた方なのかを、こちらが手を動かさずに記録する。

    そのタグに基づいた配信の出し分け。関心のある方にだけ、関心のある内容が届く状態をつくる。

    やっていることは、配信の高度化ではありません。お客様を分けて、それぞれに合う距離感で接すること。人手で行うなら当たり前のことを、自動で成立させる仕組みに置き換えた、という理解が最も近いと思います。

03. Instagramは、投稿を始める前に決めることの方が多い

Instagramの立ち上げというと、投稿を始めることだと思われがちです。実際には、始める前に決めることの方が多くありました。

プロフィール文で、誰のどんな困りごとに応える会社なのかを、一画面で伝わる長さに収める。

ハイライトの構成を決め、初めて訪れた方が最初に確認したいことへ最短で辿り着けるようにする。

投稿の種類を分類し、何を、どのくらいの比率で出していくのかを決める。

言葉遣い、色、写真の撮り方を揃え、誰が投稿しても同じ会社に見える状態をつくる。

そのうえで、初期投稿をまとめてご用意しました。理由は、Instagramの見られ方にあります。

初めてアカウントを訪れた方が見るのは、最新の1件ではありません。画面に並んだ上位9件を、まとめて一目で見ます。投稿が1件しかない状態は、内容の良し悪し以前に、動いていないアカウントとして受け取られます。

最初の印象が成立する状態をつくってから公開する。初期投稿に時間をかけたのは、そのためでした。

04. ご予算の中で、どこに寄せるか

今回は、ご予算をあらかじめ共有いただいたうえでのご提案でした。

限られた予算を扱うとき、全項目に均等に配分すると、どれも中途半端になります。そこで判断の基準を二つ置きました。

繰り返し目に入るものを優先する。

あとから直しにくいものを優先する。

この基準で見ると、バナー類が先にきます。リッチメニュー、ハイライトのカバー画像、投稿のテンプレート。これらは一度つくれば毎回お客様の目に入り続けるもので、印象への影響が大きい部分です。ここを先に整えました。

逆に、あとからでも足していけるものは後ろに回しました。あわせて、投稿テンプレートは社内で複製して使える形でお渡ししています。予算の話を、削る話ではなく、順番の話として扱うということです。

05. Lステップ2週間、Instagram2ヶ月

期間に差があるのは、二つの性質が違うためです。

Lステップは仕組みです。誰に何をどの順で送るかという設計さえ決まれば、構築そのものは短期間で終わります。設計に時間をかけ、実装は一気に進める。2週間という期間はその配分です。

Instagramは蓄積です。世界観は1枚の投稿では成立せず、複数の投稿が並んで初めて姿を現します。2ヶ月というのは、作業に2ヶ月を要したという意味ではなく、並べて確かめ、ずれていれば調整する。その往復に必要な時間でした。

まとめ

今回のご支援でいちばん時間を使ったのは、ツールの設定ではなく、役割の整理でした。

Instagramで出会い、LINEで関係を続ける。この一本の線が決まっていれば、投稿の内容も、配信の設計も、予算の配分も、その線に沿って決まっていきます。逆にここが曖昧なままだと、どれだけ機能を設定しても、運用の負担だけが増えていきます。

LINE公式アカウントやLステップの導入、Instagramの立ち上げをご検討中の方は、お気軽にご相談ください。

何をどう使い分けるかという整理から、ご一緒できます。

代表 朝倉 健介

株式会社 ASAKURA

朝倉 健介

LINEとInstagramって、どっちをやるかじゃなくて、どっちで出会って、どっちで続けるかの話なんですよ。これはあくまで、僕の解釈です。

なので、両方に同じ投稿を流している時点で、たぶんどっちも機能していないはずなんですよ。