初回ヒアリング(要件定義)|株式会社ASAKURAの品質基準
初回ヒアリング(要件定義)
初回ヒアリングは、ご要望を聞き取る場ではなく、課題を特定する場だと考えています。株式会社ASAKURAは、お客様の経営・売上構造を理解したうえで、その場で「課題仮説」と「改善方向性」までご提示することを基準としています。本ページでは、事前調査の内容、企業プロフィールから次アクションまで実際にお伺いする7項目、録音の同意取得とデータ管理の方針、そしてヒアリング品質を100点満点で社内評価する仕組みを公開しています。
PDFをダウンロードする「聞き役」で終わらないヒアリング
初回のお打ち合わせで、ご要望をひととおり伺って「では持ち帰って検討します」と終わる。よくある進め方ですが、ASAKURAはこれを品質不足と考えています。
私たちが目指すのは、単なる「聞き役」ではなく、仮説と方向性を提示できるパートナーとしての立ち位置です。初回接点で「この会社は戦略視点を持っている」と感じていただくこと、そして受注前の段階から信頼関係を構築することを、ヒアリングの品質目標としています。
運用原則(Core Rules)
戦略起点|経営と売上の構造を理解してから提案する
ツールやWebサイトの話に入る前に、お客様の経営・売上構造を理解します。何が利益を生んでいて、どこで商談が止まっているのか。ここを把握しない提案は、当社では提案と呼びません。
情報可視化|ヒアリング内容は即日Notionで構造化
伺った内容は即日Notionで構造化し、社内で共有します。担当者の記憶や手元のメモに留めません。記録が残っていることが、後工程で認識の齟齬を防ぎます。
仮説提示|その場で「課題仮説」と「改善方向性」まで出す
持ち帰ってからの回答ではなく、その場で「現在の課題仮説」と「改善方向性」までご提示することを心がけます。お客様がその日のうちに判断材料を持ち帰れる状態を目指します。
ヒアリング前に私たちがしていること
お打ち合わせの時間を、調べればわかることの確認に使わないための準備です。
- CRMまたはNotionで事前調査を行います(業種・年商・体制・URLなど)
- ヒアリングテンプレートを準備し、セミオートで記録できる状態にしてから臨みます
そのため、初回から具体的な論点でお話しできます。
ヒアリングでお伺いする7つの項目
事前にご準備いただけるよう、実際にお伺いする内容を公開します。すべてに即答いただく必要はありません。
1. 企業プロフィール
業種/設立年/年商/社員数/支店の有無
2. 商材構造
主力商品/単価/利益率/商談プロセス
3. 集客・営業状況
Webサイトの有無/広告経験/紹介比率/営業体制
4. 組織・IT体制
社内のITツール活用状況/更新・発信の運用フロー
5. 経営者の問題意識
「最近うまくいっていないことは何か」「伸び悩んでいる理由をどう捉えているか」など、数字には表れない実感をお伺いします。
6. 課題仮説のご提示
ここから私たちが話す番です。「Web活用が属人的になっていないか」「CV導線が切れていないか」といった仮説を、その場でご提示します。
7. 次アクションの決定
提案書の送付/無料診断/2回目のお打ち合わせ日程など、次に何が起きるかを明確にして終了します。
録音とデータの取り扱い
- Zoom/Google Meetでのヒアリング時は、録音の同意取得を必須としています。同意なく録音することはありません
- 録音ファイルはGoogle Driveで管理し、Notionにリンクを添付して案件情報と紐づけます
- 録音データはAIツール(ChatGPT/Whisper等)で要約し、30分以内に議事録初稿を作成して社内保存します
議事録が早く残るということは、認識のずれが早く見つかるということです。
ヒアリング品質の社内評価
ヒアリングの質を担当者の感覚に委ねないため、100点満点の評価基準を設けて社内でレビューしています。
| 評価項目 | 配点 | 評価基準 |
|---|---|---|
| 情報収集力 | 30点 | 商材構造/IT状況/商流を網羅的に収集できたか |
| 仮説提示力 | 30点 | その場で仮説と課題整理の方向性を提示できたか |
| 資料化・共有 | 20点 | Notionにまとめ、社内共有ができているか |
| 顧客反応 | 20点 | 「参考になった」と感じていただけたか |
配点が示すとおり、情報を集めること(30点)と同じ重みで、その場で仮説を出すこと(30点)を評価しています。
私たちがしないこと
ヒアリングの失敗パターンは、ある程度決まっています。ASAKURAでは以下を明確に禁じています。
| よくある失敗 | ASAKURAの対策 |
|---|---|
| Web制作の話題に終始する | 「事業課題 → Webの役割」へ話を引き戻す質問を用意しています |
| 提案を急ぐ | 課題ヒアリングの前に提案は出しません。時間の7割はお客様の声を聞くことに費やします |
| 情報を記録しない | 録音がない場合は即メモ起こしを行います。記録がない状態を品質劣化と定義しています |
とくに2つ目は重要です。初回から流暢に提案してくる会社は一見頼もしく見えますが、それはあなたの会社を見ずに、過去の他社事例を話している可能性があります。
お問い合わせ
初回ヒアリングのお申し込み、進め方についてのご質問は、お問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。営業日については、営業時間内5時間以内の一次返信を目標にご対応いたします。
※ 当社全体の品質に対する考え方は「品質ガイドライン」ページをご覧ください。
最終更新:2026年7月